っていうのがまず最初に疑問だと思います。ヒトは事故や病気によって自分の臓器の機能を失ってしまったりします。そうすると、体に異常が起きて大変な事になります。例えば、心臓が病気にかかって働きが弱くなったり、ほとんど機能しなくなったら大変な事になってしまいます。このような患者に臓器を移植するのが目的です。
では、人工臓器はどうなのだろう?と考えると、人工臓器はまだまだ開発中なものや、使っても数時間しか使えないものなどもあります。例えば、人工骨、人工関節、人工血管、人工弁、心臓ペースメーカー(神経)などは臨床でもすでに使われているものです。ただし、欠点として、人工骨などは一生人間の本物の骨と入れ代わらないという事です。また、人工腎臓も実用化されていますが、クオリティ・オブ・ライフ(患者が質の高い生活をできるか?と言うこと)が著しく低下してしまいます。人工腎臓による透析を行う為に週に3回くらいは病院で2〜3時間透析を受けなければならないし、人工腎臓といっても透析の機能だけを代用しているにすぎないので、完全な腎臓の代わりというわけではないのです。ですが、昔は数時間使うのみ、使っても一年は生きられなかったのですが、医学の進歩により現在はかなり長生きできるようになっています。人工心肺も手術の間だけですが、使う事ができます。これによって心臓にもメスを入れる事が可能となりました。
このように画期的な部分もあるのですが、まだまだ仕組みが解明されていない臓器、仕組みが解っていても複雑すぎる臓器、人工肝臓などのように小型化が難しい臓器など多々あるので(例えば、人工肝臓や人工子宮などはかなり難しい)やはり人工のもので代用というより、本物を移植した方が早いし、クオリティ・オブ・ライフも極端に損なわずにすむのです。