主な臓器バンク

 では・・・・臓器バンクはどのようなものがあるのだろうか?ここで主なものをまとめてみました。
アイバンク→知ってる人も多いと思いますが角膜を提供する施設です。ほぼ全都道府県内にアイバンクがあるので、提供したい人は最寄りの施設に電話すると登録の為の書類を送ってくれます。また、ドナーカード、ドナーシールで角膜と書くだけでもよいそうです。

骨髄バンク→血液の難病の人を助ける為、骨髄の提供する施設です。生体ドナーを必要とするため、連絡すると資料を送ってくれ、それをよく読んで十分理解し、家族の同意を受け、健康状態が良好の人に限られます。世界40カ国と地域にあります。ドナーが見つからない場合に備えてHLAのデータ交換を相互に行っています。

スキンバンク→重度の火傷や熱傷を治す為、皮膚を提供する施設です。これも連絡すると登録の為の資料を送ってくれます。

骨バンク→骨を提供する施設です。交通事故などで広範囲に骨を損傷した場合や、骨肉腫などのため広範囲に病巣を切除しなければならない患者に提供しています。自家骨移植(自分の違う部分の骨を移植したい場所へ移す)が一番よいのですが、大きさや形に制限があるし、人工骨は一生骨と入れ替わらないというデメリットを解消するためのものです。また、人工関節で溶けてしまった接合部分を補ったりします。ドナーは生体ドナー、死体ドナーなど。生体ドナーは切断肢などでいらなくなった骨を使うそうです。まだ、正式に事前登録するシステムはないそうです。

ティッシュバンク→心臓弁、血管を提供する施設です。人工の血管や心臓弁は長くもつのですが、血栓がつきやすく、高齢者の脳などに血栓が飛ぶと致命的です。また、異種間移植(動物の心臓弁などを移植)すると、8年くらいで機能不全をきたす場合が多いので、若い人に移植するときに必要とされます。この組織はまだ小さく公的な組織ではないそうですが、将来的には公的な機関になるでしょう。ドナー登録は日本凍結保存胸部組織移植研究会・組織移植医療研究会に問い合わせてください。

 日本の臓器移植ネットワークは小さなネットワークがいくつも存在するだけで、アメリカのネットワークのように大きなネットワークが中心となって、その周りに小さなネットワークが存在するという体制を取っていないため組織ネットワークの体制が整っていないようです。これから日本も体制が整う事を期待しています。