大麻な話。

 大麻っていうのはアサCannabis sativa L.の未熟果穂を含む枝先及び葉です。中央アジア原産の一年草本で高さは1〜2.5mになります。雌雄異株で、若芽の状態で見分けます。雌株がよい品種とされています。アサは繊維原料として広く栽培されていましたが(結構劣悪な環境で育つので、木から作る紙より品質は多少劣りますが、栽培しやすいです)、昔アメリカの新聞王により大麻は取り締まられるようになりました。当時はメディアといえば新聞という時代だったので政治、経済、企業などに多大な影響力を誇るので新聞王の言うことは政治家達も無視できなかったようです。このヒトは森を沢山買い込み新聞の材料としたのですが、安価なアサが邪魔だったため、大麻はキケンだといい排除したようです。後にアメリカではL.Aなどは解禁となりました。日本でも戦前は鎮静、鎮痛、睡眠薬として日本薬局方に収載されていましたが現在では医薬品としての用途はありません。しかしアメリカのマネをして禁止にしました(他のドラッグはいろいろな経歴から禁止になりましたが、大麻はたいした経歴もなく日本では禁止になりました)。現在アメリカ全体では健康にいいのでは?と騒がれ出しています。事実タバコよりも害が少ないという学者もいます。ちなみに生産、品質、使用共にインドが一番だそうです。日本でも少しずつですが、解禁してくれという要求が増えているようです。

 幻覚作用の一番強い成分はTHCと呼ばれる成分です。tetrahydrocannabinolie acidの略です。中枢抑制作用があります。つまり鎮静作用を示します。また、アルコールや麻酔薬による発揚期のような興奮状態もきたします。大量では意識消失、呼吸麻痺を起こします。夢見状態(幻覚状態)も起こします。覚醒剤と幻覚剤が混ざったような効果を出す不思議な作用をもっています。
 分子の構造:THC1(構造式) THC2(立体)
 

 ではもう少し詳しく大麻の事を話して行きましょう。まず、マリファナとハッシシの違いを説明します。大きく分けると大麻はマリファナ、ハッシシに分ける事ができます。マリファナとは葉の部分で一番作用が弱いです。大麻の中で一番軽いものです。ハッシシはバンゲ、チャラ、ガンジャの三つに分ける事ができ、バンゲとは果穂の分泌物です。チャラとは若葉、ガンジャとは樹脂の事です。強さを表すと「マリファナ<バンゲ<チャラ<ガンジャ」となってガンジャが一番強いです。ハッシシはアサシンの語源となりました。アサシンとはイスラム教の暗殺者です。イスラム教ではもちろん殺人は犯罪となり教えに背いたことになりますが、重要人物を殺す事はままあったようです。このとき暗殺者は自分を奮い立たせるためにハッシシを吸ってから暗殺したため、アサシンと呼ばれるようになったそうです。ガンジャは1g中にTHCが30mg含まれています。インドのお坊さんは一日中マリファナを吸っているそうです・・・ん〜すげぇ・・・笑。ちなみにアメリカのL.Aでは禁止されていないので購入できますが(もちろんインドでも・・・インドでは酒を持っている方が大麻よりもヤバイそうです)、日本に持ち込むと大麻所持で逮捕されてしまうので注意しましょう。
 ちなみに、マリファナを吸うための道具としてVaporizerというものがあります。名前通りどうやら蒸発などをさせるような印象です。印象通り熱して有効成分のみを気化させて吸う道具です。煙ではないので喫煙できないヒトでも楽に吸うことができ、燃やす事で失われてしまう微妙な味わい、香り、有効成分はそのまま保たれるので喉越しもスムーズだとか・・・笑。喫煙に伴う害もないので健康かもしれません(爆)。巨大なものから携帯用までいろいろあるようです。オランダでは「カナビジネス」という造語があり、かなりの商売繁盛しているとか、「カンナビスカップ」なるものがあって、大麻の品種のいいのを競っているとか、普通の観賞用植物と同じように大麻が飾ってあったりと(種は普通の植物より高く1000円くらいらしい)さすが先進国(笑)それと・・・北海道のどっかにはダンプカーでも取りきれないくらい良質の大麻が自生しているとかしていないとか・・・
 自分の独断的な意見ですが、吸いすぎなければ害はあまりないようなので(肉体的依存性はないとされる)、発癌促進物質、前発癌物質を含むタバコを吸うよりは大麻はいいと思います。